みなさんにとって家族の形とはなんですか?
血が繋がっていること?子供がいること?一緒に住んでいること?
一人親と子どもの家族、一人親が子どもを連れて再婚した家族、夫婦それぞれが子どもを連れて再婚した家族。
更に、二人の親の中には、男女だけではなく、同性の婚姻カップルや事実婚なども含まれています。
私は家族の形には正解がないと思います。
大切にしたい存在、愛を伝えたい存在、守りたい存在、大喧嘩をしても気付いたら一緒にいる存在、こんな気持ちがあれば家族と言えるのではないでしょうか。
「社会契約を超えた何らかの特別な結びつきがあるから。そうした繋がりに『生かされている』と思えるなら、それが『家族』ということなのかもしれません」
「家族」ってなんだろう? 4組の“非”伝統的家族のストーリー。 | Vogue Japan
私は34歳にして子供が2人できました。
「できました」という表現が正しいのかわかりませんが、正確に言うとパートナーの子供2人と生活を共にすることになりました。
自分自身が幼い頃から子供が大好きで、大きくなってもパートナーができたら子供も育てたいな、と漠然と思っていました。
Tomoとマッチングアプリで出会い、子供がいるということを会う前から知り、その時点ですごく親近感がわきました。
実際に子供2人と会ったのはTomoの自宅に遊びに行ったときでして、そこからもう1年も経ちます。
小学校1年生の女の子(Mちゃん)と、小学校3年生の男の子(Tくん)です。
彼ら彼女らからすると、急にやってきた大人の女性。
お母さんの友人と紹介され、気付いたらずっと一緒に住んでいる存在です。
毎日ご飯を共にし、寝る前にはおやすみのハグをし、宿題をやっていなかったら怒り、離れているときもふとした時に思い出します。
Mちゃんはやや人見知りします。
初めて会った大人にはなかなか心を開けず、ずっと大人しくお絵描きをするような内気な女の子です。
ただ、一度慣れると、すごくエネルギッシュなので笑顔いっぱいで遊んでくれます。
Tくんは8歳ながらも非常にロジカルな男の子です。
一度言ったことを10秒後には忘れてますが、お仕事の話しや大人な話しにも参加できるようなメガネくんです。
同じ環境で育ったにも関わらず、全く違う性格を持っている2人です。
最近よくTomoと2人の将来の話をします。
「受験はどうする?」
「でもお金かかるし、私立は難しいよね」
「スポーツなんかやらせた方が良いのでは?」
「勉強もっと頑張らないとやばいよね」
「周りの友達いじめたりしないかな?」
「いじめられるような子供になったらどうしよう」
「食べ方汚すぎるよね」
「友達ちゃんとできてるかな」など。
自然と子供の将来の話ができるTomoと私、こんな関係が家族なのではないでしょうか。
必ず、お父さん、お母さんがいる家庭が「家族」なんでしょうか?
アメリカのユタ州で行われた同性愛者の集会で12歳の少年が行ったスピーチです。
彼も同性カップルの家庭で育ちました。彼には弟がおり、隣でダンボールで作ったプラカードを持って立っているのが彼の弟です。
「僕の母親が同性愛者であるために、僕が愛情に恵まれた家庭で育っていることを信じない人たちがいます。でも彼らのその考えは間違っています!僕はお母さんたちを愛し、お母さんたちは僕と弟を無条件に愛してくれています。」
家族の形に正解は無いと思います。
私は今、TomoとMちゃんとTくんの4人が私の家族ですし、3人以外にも大切にしている友人や母、父も家族です。
もちろん日々生活している中で、街中を4人で歩いていると二度見されることもありますし、先日不動産に行った時に不思議そうに「ご関係は?」と聞かれることもあります。
日々この家族で生活するにあたって、周りから冷たい目で見られることもありますし、嫌な想いをすることもあります。
でも、私はそんな方たちに聞きたいです。
あなたにとって家族の形とはなんですか?
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