LGBTの仕事事情 ~Pooh編~ver.2

36歳にして7社目を経験している今

前回の「LGBTの仕事事情 ~Pooh編~」では、LGBTの会社員として今までどのようにカミングアウトをしてきたか、その際に周りの反応はどうだったか、また私自身どう感じたか、などを中心に発信しましたが、今回は仕事×人生における価値観(急にすごい大きい話 笑)について少しお話しできればと思います。

昨年(2023年)10月頃に転職し、7社目の会社に今勤めていますが、多くの会社に在籍した経験もあり、ここ1年くらいは色々と考えることが多いです。そこでどんなことを考えていて、私なりにどんな結論が現時点で出ているのかシェアできたらと思います。

お金は大事
新型コロナウイルスの影響もあり、お金の使い方やお金に対する価値観はかなりここ数年で変動したのではないでしょうか。こんなデータも出ており、世代によってお金の使い方も様々ですね。

私がお金を意識し始めたのは3社目くらいでした。新卒で大手IT企業に入社し、大学の同期と比較すると初任給も割と高かったと思います。ただ、この頃そんなことは特に意識せず、がむしゃらに毎日働いてました。がむしゃらに働いた先には、自分が求める職種が生まれ、新卒ということもあり社内異動をさせてもらえず、転職したのが初めてのキッカケでした。2社目は知り合いのリファラルで、未経験で広報へ入社しました。未経験ということもあり、ここで大幅に年収を下げています。更に3社目に転職する際に、既に20代後半という点にも関わらず、自分の年収=社会的評価の1つ、が低かったため求めていた条件にマッチしなかったのを覚えています。この経験を通じて学んだことは、会社員として自分の評価軸の1つに嫌でも年収は含まれるので、少しは意識したほうが良い、ということ。

人生において「仕事」とは
年収×興味ある領域を追い続け、転職を続けた結果、人生において「仕事」が自分にとってどんな意味があるのかを明確にしないと、なんとなくで過ごせてしまうことがわかってしまいました。

例えば、
・土日やお休みの日は完璧オフにして、家族・友人との時間を過ごしたい
・〇〇領域の仕事であれば、年収下げても良いかも
・50歳過ぎたら自由に仕事したい(場所も時間も)、など

私もまだ自分自身の価値観をすべて把握できている訳ではないですが、上記のような価値観が明確になっていた方が、自分のQOL(Quality Of Life)も上がるのでは、と思っています。また、目標も作りやすくなるので、モチベーション高く自己成長に向けて日々生活できるのではないかと思っています。

人生フェーズによって変わる価値観
ちょっとだけこちらに触れていますが「LGBTの出会いはどこに?」、Poohは昔かなりの頻度で新宿二丁目に出歩いていました。(笑)※↓特にお世話になっていたバー

朝仕事に行って、夜仕事が終わったら新宿二丁目に直行し、タクシーで目黒区(その前は文京区)の自宅に帰る、という日々を過ごしてました。結構びっくりされますが、この生活を週6-7日、約5年くらいは続けたのではないでしょうか。稼いだお金はほとんど新宿二丁目の街に消えたかもしれません。

そんな私が振り返って思うのは、その時はその時で必要な時間だったと思っています。
仮にその時、価値観が違く、出会えた人たちに出会えていなければ、私は今もなお週6-7日、の生活を続けていたかもしれませんし、今のパートナーとも出会えていなかったかもしれません。

当たり前のことかもしれませんが、人生フェーズによって価値観も変わる、ということ。

「お金は大事」「人生において仕事とは」「人生フェーズによって変わる価値観」
お金はもちろん大事ですが、そもそも自分自身の人生フェーズにおいて今自分がどういう価値観を持っているのか、をまず言語化・明確にし、その中で仕事の意味を見つけることで本当の幸せの意味を見つけられる気がします。

東京育ちバイセクシャルの35歳。 IT、マーケティング一筋マネジメントレイヤー。 人間、子供、動物大好き。人と飲むお酒も大好き。初対面の人に怖く見られがち。 英語が堪能。