デジタル化も進む中、オンラインでの出会いが「職場や学校での出会い」や「友人や家族からの紹介」を大きく上回っている。
新型コロナウイルスの影響もあり、より多くの人がオフラインでのコミュニケーションを最小限に抑え、効率性を求めてオンラインでのマッチングアプリを利用しているのではないかと考える。
これは、LGBTでも同じことが言える。
今まで新宿二丁目や友だちの紹介で出会っていた回数が単純に減ってしまったため、その分の出会いを求めオンラインでのマッチングサービスやマッチングアプリを始めた人も多いのではないだろうか。
私もその中の一人だ。
22歳で初めて女性の方とお付き合いし、23歳で初めて新宿二丁目にデビュー。
初めて二丁目に行ったときは驚きというより、何となく居心地良さを感じたのをすごく覚えている。
そこから色んな出会いと別れがあり、一緒に年を重ねたい多くのLGBTの友人もでき、日々充実していた。
時には週5ペースで新宿二丁目に居るときもあった。
新宿二丁目にある「BAR GOLDFINGER」には仕事終わりに「ただいま」とお店に入り、相当な時間をお店の方々、初めましての方々と過ごした。
32歳を迎え、新型コロナウイルスで自粛要請も発動し、それまでのようにオフラインで人と出会う機会がめっきり減ってただただ仕事をする毎日にライフスタイルが変わってしまいました。
オンライン飲みも数回やってみたものの、やはり実際に対面する飲みとは違いすぐに飽きてしまった。
(私だけではなく、多くの人が飽きてしまっていた様子)
その中で初めて開始してみたのが、マッチングアプリ。
周りの友人から何度も勧められていたが、どうしてもオンラインで出会うことに対しての抵抗があり、その歳まで避けていた領域。
純粋にgoogle検索で「レズ 出会い アプリ」で上位に表示された「ZOE」をダウンロード。
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本気で出会いを求めていた私は、真面目にプロフィール写真数枚、年齢、仕事内容などを登録し、利用開始。効率を求めていたのもあり、初回利用時から課金。(課金をすることで自由に気になる人にメッセージが送れるようになる)
実際にマッチングアプリ経由で対面でお会いした人が3名(今のパートナーを入れて)、やりとりをしていた人数を入れると10名ほど。
私がマッチングアプリ内で出会った人の中だと、看護師を目指している30歳の方、大手企業で会社員をしている45歳の方、IT企業でインターンをされている25歳の方、など、かなり色んなバックグランドを持った方々とコミュニケーションをとることができた。
正直、やりとりが億劫になることや、実際にコミュニケーションとった内容と実態が違うこと、など必ずしもポジティブなことばかりではなかったが、今の最愛なパートナー(Tomo)と出会えたキッカケになったので、すごく感謝している。
Tomoに関しては、私と同様に真面目にプロフィール内容を登録していて、その中で仕事の領域が近いところ、子供がいるところ、純粋に顔が美人だったところが瞬時に刺さったポイントだった。
初めてやりとりをしてから、実際に会うまでは1か月も無く、会ってからお付き合いをするまで1か月も無かった。そして今では1年以上が過ぎようとしている。
LGBTに限らずのことだが、私としてはオンラインサービス、マッチングアプリでの出会いも結論としては全然ありだと思った。
「出会いに貪欲な人」「マッチングアプリをやっている人」などのレッテルが貼られたり、「知り合いに知られる」のが嫌だったのだとは思うが、今思えばすべて事実であるし、そのレッテルを貼られたところで自分自身に何もネガティブな影響は無いと思った。
マッチングアプリを提供しているpairs(ペアーズ)では、実際にカップルとなった方々の声を発信していて、純粋に読者として非常に微笑ましいコンテンツだと感じる。
LGBTの中ではまだこのような発信は積極的に行われていないが、今後セクシャリティ関係なく人と人との素敵なつながりがもっとコンテンツとして発信される世の中になるとより生きやすい世の中になるのではないだろうか。
私のように、まだオンラインでの出会いに積極的ではない方には是非一度勇気を出して踏み出してみてほしい。
32歳まで色んな場面で色んな人と出会ってきた私が、今後共にしたい唯一の人と出会ったのがオンラインだったので。
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